アナログレコード再生シリーズ
天地真理「恋する夏の日」シングル、アルバムバージョン聴き比べ
作詞:山上路夫、作曲:森田公一、編曲:馬飼野俊一
①シングルバージョン 00:22
②アルバムバージョン 03:49
「シングル」
シングル盤はパワフルなドラムス、エレキギター、ピアノが一度聴いたら忘れられない
インパクトを残すイントロから始まり、マリンバやピチカート奏法のストリングスに、
トランペットなどのホーンセクションが暑い夏をこれでもかと演出する。
全体に強めのリバーブにボーカルのエコーもかなり強めであり、50年以上経った今でも
夏の代表曲であり続けるのは、唯一無二の天地真理の歌声とこのサウンドが作り出した
傑作だからである。
「アルバムバージョン」
アルバムバージョンはアルバム『恋する夏の日』に収録されたもの。シングルとして大ヒットしている
曲をメインタイトルにしたにもかかわらず、こちらは別ボーカルに別ミックスとなっている。確証はないも
のの、オケからレコーディングし直している可能性はある。
リバーブやボーカルエコーは極端なほど抑えられており、シングル盤で印象的な演奏を聴かせるピアノ
がほぼ存在しないなど、かなりシンプルになっている。良く言えば、音の輪郭がはっきりしていて、悪く
言えばつまらないサウンドといったところ。あまりにも印象の違う作品となっている。
今回の音源はアルバム『恋する夏の日』ではなく、ベストアルバム『GIFT PACK '74 天地真理』を使用。両盤とも今のような「アルバム・バージョン」という記載はないため、シングル盤と同じものを期待して購入した人たちは多かったのではないかと想像するが、自分だったらかなりがっかりしたのではないかと思う(当時はまだ小さかったのでアルバムは買えず)。逆にシングルを持っている人には別バージョンとして楽しめたのかもしれない。
※シングル、アルバムともに50年ほど経った古いレコードのため、ノイズが乗る箇所がありますが、ご了承ください。
#天地真理
#恋する夏の日
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