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芸能を問い直すージェンダーと民主主義の視点から【ふぇみ・ゼミ2024】
第2回:8月14日(水)19:00-21:00
テーマ:「映画業界のカメラの裏にあるジェンダー格差と働き方の相関関係」
講師:歌川達人(うたがわ・たつひと)さん
講座概要:
映画業界で働く人々のジェンダーや人種に格差があることは、2010年代半ばからハリウッドを中心に世界中で問題視されてきました。その弊害は、性被害、人材不足、作品の多様性欠如などが主に挙げられますが、これらは映画業界に限らず、今の日本社会が抱える課題と共通するように思えます。また、インクルージョンの問題は、働き方の構造的な問題とも直結しています。Japanese Film Projectでは、日本映画業界の制作現場におけるジェンダー格差調査、映画製作現場における労働環境調査、フリーランス新法施行における契約書の問題等に取り組んでいます。現代社会の縮図のような日本の映画業界。その課題を検証し、改善策を考えることで、これからの日本社会を考える一助となれば幸いです。
プロフィール:
大学卒業後、フリーランスとしてNHK番組やCM、映画の現場で働く。監督した映像作品は、ロッテルダム国際映画祭2020、Japan Cuts 2020などで上映。映像業界の当事者として、働く環境に疑問を感じ、調査等を始める。トヨタ財団2021年研究助成プログラムに採択され、映画業界のジェンダー格差と労働実態に関する調査を行う。
▪️講座全体の概要
2021年度から始まった、ふぇみ・ゼミ&カフェによる「問い直す」講座。
2021年度は「教育」を、2022年度は「メディア」を、2023年度は「労働」をジェンダーや民主主義の視点から問い直してきました。
4年目となる2024年度は「芸能」を問い直します。ジャニーズの性暴力問題をきっかけに日本の芸能界の様々な問題が露呈し、問題視されています。広告という視覚的なイメージを通して再生産される伝統的なジェンダー観。映画業界に存在するジェンダー格差や人種格差。アイドルの「卒業」制度や「恋愛禁止」などの慣習をフェミニズムの視点からどう考えればよいのか。不安定な労働環境が芸能者にもたらす経済的・肉体的・精神的重圧をどう軽減していけるのか。「文化」と「政治」を切り離そうとする力が大きくなっている今だからこそ、「芸能」をジェンダーと民主主義の視点から政治的に問い直します。
※すべての回に、UDトーク(校正者あり)による日本語リアルタイム字幕が付きます。
※すべての回で録画配信を行います
▪️講座の日程とテーマ
第1回:7月24日(水)19:00-21:00
小林美香(こばやし・みか)さん
テーマ:「ジェンダー目線で読み解く広告とエンタメ産業の構造」
第2回:8月14日(水)19:00-21:00
歌川達人(うたがわ・たつひと)さん
テーマ:「映画業界のカメラの裏にあるジェンダー格差と働き方の相関関係」
第3回:10月16日(水)19:00-21:00
中村香住(なかむら・かすみ)さん
テーマ:「アイドルとフェミニズム:パーソナリティ消費、SNS労働、24時間『見られ続ける』こと」
第4回:11月20日(水)19:00-21:00
松永伸太朗(まつなが・しんたろう)さん
テーマ:「アニメーターはどう働いているのか:集まって働くフリーランサー達の労働社会学」
第5回:12月14日(土)19:00-21:00
張瑋容(ちょう・いよう)さん
テーマ:「アイドルへの愛着にみる台湾人「哈日族」の「<日本>をめぐるファンタジー」
第6回:1月15日(水)19:00-21:00
上岡磨奈(かみおか・まな)さん
テーマ:「アイドルという仕事を問い直す」
第7回:2月11日(火)19:00-21:00
田中東子(たなか・とうこ)さん
テーマ:「文化と政治――エンターテインメント産業を民主主義の観点から問い直す」
第8回:スペシャルゲスト
#フェミニズム #フェミニスト #ジェンダー #インターセクショナリティ
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