8月から依頼が急増するのが、“スズメバチの駆除”です。スズメバチは繁殖期を前に、気性も荒く攻撃的になっています。巣が大きくなる前に駆除することが理想ですが、見つけづらい場所に巣をつくられるケースもあります。過酷な暑さのなか、危険なスズメバチと戦う駆除業者に密着しました。
■駆除業者
「上ですね。」
スズメバチはこの時期、凶暴化します。
■山木康聖ディレクター
「後ろ後ろ。」
秋の繁殖期を前に、その気性は荒くなっています。
■駆除業者
「やばい、攻撃してきます。」
危険とは常に隣あわせです。依頼が急増するスズメバチ駆除の現場を取材しました。
福岡県大牟田市の蜂の巣駆除業者、蜂屋のサカイを訪ねました。
■蜂屋のサカイ・坂井徳次会長
「蜂屋のサカイです。通風口の裏に入っている?屋根裏の中か何かに?」
午前8時半の受付開始とともに、駆除依頼の電話がかかってきました。繁殖期前のこの時期から依頼は増え、8月・9月にピークを迎えます。
■坂井会長
「きのうが33件、おとといが28件くらい。これからどんどん増えていきますよ。今、女王蜂がいっぱい卵をもっていますので。」
今週火曜日、この日も朝から依頼がありました。
■蜂屋のサカイ・久良木俊徳さん
「こんにちは、お待たせいたしました。」
依頼を受け向かったのは、福岡県篠栗町にある秀善寺です。
■久良木さん
「あ、上ですね。」
お堂の軒下に小さな巣を作っていたのは、体長約2センチのキイロスズメバチです。攻撃的な性格で、針には猛毒を持っています。
久良木俊徳さんは防護服を身につけ、さっそく駆除にとりかかります。中にいるハチを弱らせるため、殺虫剤を巣穴めがけて噴射します。作業開始から約10分で、巣を取り除きました。
■依頼主
「巣が大きくなる前の状態ならいいわけね。」
■久良木さん
「(ハチの巣を)取っておかないと、幼虫の死骸とかをオオスズメバチが食べに来るので。」
巣が大きくなる前の早めの駆除が、さらなるスズメバチの被害を防ぐといいます。蜂屋のサカイでは、スズメバチの駆除は巣の場所などに応じて、1万円から2万円程度で受け付けています。
この日、もう1件の依頼は、住宅街にある一軒家です。
■山木ディレクター
「あそこでハチが飛んでいる。」
スズメバチが軒下を飛び回りますが、巣は見当たりません。依頼の中には、巣が見えないところにあるケースもあります。さっそく、久良木さんが屋根裏に上ります。
■久良木さん
「あ、ありますね。」
屋根裏に、先ほどよりも大きなキイロスズメバチの巣がありました。
■久良木さん
「やばい、攻撃してきます。」
キイロスズメバチは集団で襲ってくることがあり、刺されると最悪、死に至るケースもあるといいます。刺されないよう注意しながら巣を取り除き、ハチが戻ってこないための薬品を塗って、駆除完了です。
連日30度を超えるなか、防護服を着ての作業は暑さとの戦いでもあります。
■久良木さん
「45分過ぎたら力が入らなくなるので、それまでに降りられるように頑張って駆除します。ハチより熱中症の方が怖い。」
■久良木さん
「キイロスズメバチの巣です。」
■依頼主(77)
「うわあ。飛んでいるのも刺すんだ。」
■久良木さん
「刺しますね。刺したときに『この人敵だよ』という物質でマーキングされるので、ほかのハチたちも寄ってくる。その人めがけて刺す。」
■依頼主
「まさかそんな大ごとなハチとは思わなかった。安心です。周りにとにかくご迷惑をかけたくないと思って、ハチが多くなって隣近所に行くのが怖かったです。」
ただ、プロでも注意しなければ、スズメバチに刺されることがあるといいます。
■久良木さん
「プロでも刺されることがあるような駆除の仕方をしていたら(一般の人が)刺されることもあるでしょうし、アナフィラキシーショックは初めて刺された人もなることがあるみたいなので、専門業者に任せてもらった方が安心かと思います。」
#スズメバチ #危険生物 #ハンター #駆除 #密着
取材協力:蜂屋のサカイ
www.hachiyanosakai.jp/index.php#
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Негізгі бет 【厳選!】この時期は攻撃的に 駆除依頼が急増 過酷な暑さのなかスズメバチ駆除の現場は
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