何になりたいわけではないけれど行ける大学に行き、決まった時期に皆同じように就職活動をする。そんなレールの上を走る人生とは異なる人生模様が地方の中小企業にはある。
都会のレールから脱線した人、そもそもレールにさえ乗らなかった人、はたまたレールの存在にさえ気が付かなかった人。
そんな人たちが集まる中小企業に入る税務調査。
調査官の久保田は調査官になって20年。
どこに行っても歓迎されないし、外部の人と人間関係を築きにくい特殊な中で
税務調査を通して中小企業でもがく人々を見続けてきた。
そんな久保田が調査に入った株式会社明朗電設工業は電機工事業を行うどこにでもある地方の中小企業。
そんな中小企業を舞台に、税務調査により明らかになっていくさまざまな問題。
レールがない世界で自分の生き方を模索し、葛藤しながら生きる人たちを見た久保田は言う。
「みんないい方向に行くようにって頑張っているんですけどね」
その言葉は、社会とかかわりを持ちたくても持てない立場に居る自分に向けた言葉でもある。
レールがある世界とは異なる世界でありながら、実はどこにでもある地方中小企業の実態
みな頑張っているけれども、誰も出口がどこにあるのかはわからない。
レールがある世界から見ると、それはまるで「箱庭」
世の中では知られていない
けれども地方都市ではマジョリティ
税務調査をきっかけにそんな「箱庭」の中で起こる人間ドラマを描く
九州の劇場を中心に活躍する舞台役者でつくる本作品
経済的に自立が難しい中で様々な作品を世に送り出す地方の小劇場
そこには魅力的な表現をする沢山の役者達がいる。
そんな舞台役者達が演じるそれぞれのキャラクター
税務調査の現場に立ち会い、地方の中小企業と向き合う税理士であり、自身も小劇場でパフォーマンスを行う役者でもある木竹広賢が本作品の脚本・監督を務める。
Негізгі бет 【映画『箱庭』予告編】2024年8月1日公開予定 長崎県佐世保市の電気設備会社明朗電設工業にはいった税務調査。税務調査をきっかけに明らかになっていく人間模様を描く 九州で活躍する舞台役者が出演!!
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