蛹:アオスジアゲハ
越冬蛹での寄生虫除去です。
昨年11月、散策コースから外れた場所で十数匹のアオスジアゲハ幼虫を発見。持ち帰りました。
しかしほぼ全ての幼虫がヤドリバエに寄生されており、1つの蛹から5-6匹の寄生虫が当然のように出てくる始末。1-2箇所の寄生で済んだ個体はわずか2匹でした。
幸運にも寄生が1箇所だった今回の個体は、寄生虫が小さいうちに取り除けたこともあり、
無事に越冬・羽化まで漕ぎ着けることができました。
※
多くの救えなかった個体は残念ですが、彼らのおかげで分かったこともあります。
越冬蛹の場合、寄生虫の活動し始めるタイミングが一定ではないので、発見が遅れがちです。
寄生虫の活動は蛹同様に気温に影響されるようなので、
幼虫が蛹化する前日あたりから蛹化後2-3日までは、
室温が23-24℃以上の温かい場所に置いておくと、寄生虫もすぐに活動し始めるので、
寄生箇所を早く発見・除去できます。
(蛹の方も蛹化後間もない方が、皮が柔らかく寄生虫を取り除きやすいです。
蛹がカチカチに固まってからでは、ピンセットで大穴を開けやすく傷が大きくなりがちです。)
蛹化後2-3日経ち、もう寄生虫がいない様子を確認したら、
蛹を外気温と同じ場所に移して越冬状態に戻します。
(あまり長く温かい場所に置くと、真冬に羽化してしまう可能性があるので注意が必要です。)
個人の経験による越冬蛹の寄生虫対処ですので、
環境などの違いによっては必ずしもこの通りにはできないかもしれません。
参考程度に見てもらえればと思います。
・蛹の寄生虫除去-01 • 蛹の寄生虫除去-01 / Removal o...
・蛹の寄生虫除去-02 • 蛹の寄生虫除去-02 / Removal o...
・蛹の寄生虫除去-03 • 蛹の寄生虫除去-03 / Removal o...
・蛹の寄生虫除去-04 • 蛹の寄生虫除去-04 / Removal o...
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Chrysalis: Common Bluebottle Butterfly
・Removal of parasitoid larvae from chrysalis-01 • 蛹の寄生虫除去-01 / Removal o...
・Removal of parasitoid larvae from chrysalis-02 • 蛹の寄生虫除去-02 / Removal o...
・Removal of parasitoid larvae from chrysalis-03 • 蛹の寄生虫除去-03 / Removal o...
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