硯についてお話しましょう 中本白洲
硯には唐硯(中国産)と和硯(国産)があリます。唐硯、和硯ともに産地、材質、形式、彫刻などにより様々な種類の硯がある。
中でも端渓硯(たんけいけん)
歙州硯(きゅうじゅうけん)
澄泥硯(ちょうでいけん)
洮河緑石硯(とうがろくせきけん)
が有名で中国の良硯の四宝といわれる。
比較的安価で発墨の良い
羅紋硯(らもんけん)は、中国江西省の玉山県付近で採石される硯石です。
石の色は黒色を基調としており、
全面に石紋があり、横目の細かい紋様(羅紋)が特徴です。
石質は、粘板岩の一種で、薄い板状の岩が層になっているのを、 縦割りに切り取り、
硯に仕上げています。
日本の硯の材料産地は、
山口県宇部市の赤間石、
宮城県石巻市の雄勝石、
山梨県早川町雨畑の玄晶石(粘板岩)
三重県熊野市の那智黒石、
等である。
その中でも赤間石と雄勝石の二つは百年以上の歴史があり、
国の伝統工芸品指定を受けている。
しかし雄勝石は2011年3月の東日本大震災で石巻市の旧雄勝町地域が大きな損害を受け生産が停止したため、入手は困難になった
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