一般社団法人長唄協会特別演奏会
令和2年10月20日 国立劇場小劇場
【四季~篠笛によせて~】
唄 今藤 政子
三味線 杵屋 小三郎
太鼓 藤舎 千穂
笛 藤舎 推峰
春夏秋冬の移ろいを長唄(ヴォカリーズ)、太鼓、箏、三味線という四つの楽器によって描いた四部の連作です。篠笛は四部を通して演奏され、主奏的な役割を担っています。「冬」の楽章から上演する事が多くなっています。
「冬」は三味線と篠笛の細かな旋律の呼応や、奏者同士の息を合わせた緩急に特徴がある楽章です。風に舞う雪の景色を思い起こさせます。
「春」は長唄歌手による母音歌唱で、長閑な気怠さを感じさせる楽章です。二声の伸びやかな旋律は覚め際の夢のように淡く、草木の芽生えのようなあたたかさも感じます。
軽やかな太鼓の響きが日本の「夏」の到来を告げます。祭り囃子をモチーフとしながら古典の旋律や手運びを大きく発展させた作曲がなされており、器楽アンサンブルの面白みに溢れた楽章です。
「秋」は山の秋ではなく都会的な秋の風情である、とは作曲の今藤政太郎師の言葉です。箏と篠笛の音色は秋の物寂しさを感じさせ、つむじ風に踊る落葉の情景が目に浮かぶようです。
解説:藤舎推峰
■一般社団法人長唄協会
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