竹田村
竹田の子守唄、子供のころよー聴いた。テレビつけたら流れてた。
大ヒットした。
けど、忽然と消えた。
「なんで?」
「差別的な唄というのが理由らしい」
「ふ~ん」
「なんかわからんけど、じ~んと来る」
大人になって、あうアルバムと出会った。
2曲目に入ってる「ん?竹田こいこい節?」
ほんちょうに寺あるけど、しんだちには寺ないやろ!
しんだちには医者いるけど、ほんちょうにはおらんやろ!
「何これ?近所のこと歌ってるやん」
慌てて、おかんに聴いた。
「おかん、この歌しってる?」
「知ってるで、歌詞にでてくる吉松っつぁんも知ってるで、よー怒られた」
なんで近所のおっさんが出てくるねん^^
次に竹田の子守唄聴いてみた。
「あれ?俺の知ってるメロディとちょっとちゃうやん」
また、おかんに聴いてみた。
「ああ~それな、これが原曲やで。私も唄えるし、よりこねえも、みやこのおばちゃんもみんな唄えるで」
「え~!ほな、竹田の子守唄てココの唄なん?」
「そやで、あんた知らんかったん?」
で、KZitem調べてみたらいろんな人が唄ってるやん!
桑田佳祐、一青窈、山本潤子、森山直太朗、高橋真梨子その他いっぱい。
で、ここからはその町が今いったいどうなってるのか?っちゅう話をします。
もともと、被差別部落というなんかややこしいことに巻き込まれた町?村?やってんけど、いろんな人権運動してる人たちが一生懸命行政に働きかけてくれて、町内の銭湯もきれいなったし道も公園も保育園もいっぱい綺麗なった。
それは、同和対策特別措置法という法律の中で予算とっていろんな開発事業をしてたっちゅううことやねん。けど、2002年にその法律が終了してしもた。
未来に向けてどんな計画やったかは知らんけど、その法律が切れる直前まで近所の家を京都市が買い上げ空地だらけになってしもた。
空地は金網フェンス張って、まるで動物園の檻みたい。
なんか計画あるんやろなって思ってたけど、それから約20年何にもない。
俺の家も両隣が空地で、ぽつんと建ってる。
歯抜けの空地だらけで、じいちゃんばあちゃんばっかり。
今やまるで、ゴーストタウン。
見捨てられた町になってる。
もちろん、行政に期待する。
でも、過去はどうあれ
まずは、自分らの町は自分らが動かなアカンと思う。
だからなんとかしたいねん!
だからこの唄大事にせなあかん!
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