都々逸どいどい
日本歌曲協会主催( www.nikakyou.org )
<邦楽器とともにーアンサンブルの多様性を求めてー 春のステージ2023>より(動画③)
2023.4.28(金)渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
映像制作 公益財団法人日本伝統文化振興財団
詞:俗曲等
作編曲:福嶋頼秀
歌 (Ms):百合道子
歌(Br):辻 康介
二十五絃箏:金子展寛
三味線:﨑秀五郎
【解説】
都々逸は江戸時代末期、都々逸坊扇歌によって広められた、七七七五の音による定型詩です。その元は名古屋の宮宿(熱田)の花街で歌われた神戸(ごうど)節(ぶし)であり、さらに遡るとよしこの節や潮来節等になります。口語で、季語や係り結びのような決まり事もなく、艶、粋、滑稽、時に含蓄と、そのテイストは軽妙洒脱。そして一番の特徴は、歌うための文芸だということ。詠んで良し、歌って良し、聴いて良し。皆様も一節、遊んでみませんか。
(歌 百合道子)
百合さんの「都々逸の面白さを現代に伝えよう!」という想いでスタートしたこの企画。名古屋出身の百合氏と同郷で都々逸と言えば三味線・﨑氏、歌も芝居も軽やかな辻氏、二十五絃箏で幅広く音楽を奏でる金子氏が集う…となって、音楽的なアイデアは膨らむばかり。そして曲中、神戸節、原曲に近い都々逸、新しい都々逸、即興創作、などがつぎつぎと登場することに。冒頭に三味線で演奏される「都々逸どいどい」のモチーフが全体をつなぐ構成です。
(作編曲 福嶋頼秀)
【歌詞】
都々逸どいどい
構成 百福よりみち
おかめ買う奴 天窓(あたま)で知れる
油つけずの 二つ折れ
(そいつはどいつじゃ そいつはどいつじゃ
ドドイツドイドイ 浮き世はサクサク)
神戸(こうど)節(ぶし)
兎のお目ゝは なぜこう赤い
夕べ寝不足 愛不足
(ア~ こりゃこりゃ)
丸めて投げ込む 紙くずかごは
愚痴やのろけの 捨て所
(浮き世はサクサク)
端唄 都々逸
オイらは毎日 鳥を捕る
今夜のおかずに いかがです?
さあ何でもあります 御覧なさい
商売繁盛 毎度有り
福嶋頼秀
立てば芍薬 座れば牡丹
歩く姿は 百合の花
俗曲
鐘が鳴ります かやの木山に
山は寒空 遠茜
北原白秋
<即興>
おやせなされた 三日月さまよ
やみのあげくの はずじゃもの
(そいつはどいつじゃ そいつはどいつじゃ
ドドイツドイドイ 浮き世はサクサク)
かわす枕が もの云うならば
わたしゃ恥ずかし 床のうち
(そいつはどいつじゃ そいつはどいつじゃ)
わしも一重に 咲く花ながら
ひとめ悲しや 八重に咲く
(そいつはどいつじゃ そいつはどいつじゃ
ドドイツドイドイ 浮き世はサクサク)
神戸(こうど)節(ぶし)
Негізгі бет 都々逸どいどい【春のステージ2023③日本歌曲協会】/初演 Modern Japanese Songs with Traditional Instruments
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