秋風幻想
曲:深海さとみ、箏:深海さとみ
日本歌曲協会主催( www.nikakyou.org )
<第17回邦楽器とともに・2022年 いま届けたい魂のうた>より(動画⑤)
2022.10.28(金)東京文化会館・小ホール
映像制作 公益財団法人日本伝統文化振興財団
【解説】
幕末に新機軸の筝組歌を作曲した光崎検校の「秋風の曲」を思い切って変形して、現代の組歌を試みたのがこの曲です。「秋風の曲」は、六歌からなる組歌の前に六段の前弾をつけたことでも斬新ですが、八橋検校以来の平調子ではなく、新しい秋風調子で組歌を作ったということで注目されました。六歌からなる組歌は、唐の詩人白楽天の長詩「長恨歌」から高向山人(金沢の「蒔田雁門」)が六歌の組歌に翻案したもので、玄宗皇帝と楊貴妃の悲劇を歌っています。
(CD『秋風幻想 古典を現代に』より)
私が注目し続けてきた古典曲の一つである「秋風の曲に基づく幻想的器楽曲です。前段六段の器楽性を重視し原曲調弦(秋風調子)を踏襲して作曲しました。器楽曲ではありまが、原曲の後半に歌を伴って現れる「長恨歌」に基づく物語の内容を念頭に幻想的に作曲しました。最後は玄宗皇帝の深い悲しみの音で終わります。
(曲・箏 深海さとみ)
Негізгі бет 秋風幻想/曲・箏:深海さとみ【第17回邦楽器とともに⑤日本歌曲協会】箏独奏/Modern Japanese Songs with Traditional Instruments
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