日本楽器製造㈱(現・ヤマハ㈱)製ミュージックサイレンの第1世代型です。
戦後の日本全国各地に普及しましたが、時が経つにつれ他の時報手段への置き換えや騒音問題等により、徐々に数を減らしました。
2018年にメーカーサポート終了となり、2021年5月時点では日本に3台(第1世代型:三重県旧伊賀市役所・大分県トキハ本店 第2世代型:愛媛県八幡浜市愛宕山)しか残っていません。
旧伊賀市役所のミュージックサイレンは、元は1959年(昭和34年)に上野産業会館へ設置されたもので、1982年(昭和57年)に市役所屋上へ移設された過去を持ちます。
2019年(平成30年)に市役所は移転しましたが、旧市役所は近代建築の巨匠である板倉準三氏設計の貴重な作品であることから保存活用計画が策定され、現在も解体されずに残っており、ミュージックサイレンも変わらず運用されています。
全部で8つのサイレンを備えており、ヘ長調(ファF・ソG・ラA・シ♭B♭・ドC・レD・ミE・ファF)の音階を奏でることができます。
大変珍しい光景で、伊賀市は22時にもミュージックサイレンが演奏されます。
1日4回演奏される曲の中で高音から低音まで最も広域に音を使って演奏されるのが特徴で、搭載しているサイレンを全て使った演奏を聴くことが出来ます。そのような点もあり、個人的に4回の演奏の中で1番お気に入りの曲です。
録音時、周囲が真っ暗で不気味になることはある程度想像出来ていましたが、かなり冷や冷やな体験でした。
Негізгі бет Ойын-сауық 旧伊賀市役所 ミュージックサイレン 22時 『ブラームスの子守唄』【ほぼ直下録音・静止画】
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