今回の火災では、老舗の映画館「小倉昭和館」も焼けました。市民に愛される街の映画館は、4か月前の火災からのシンボルでもありました。
◆「街の映画館」として親しまれる
RKB黒木秀弥「老舗の映画館・昭和館も燃えています。時折、建物が崩れ落ちる音も聞こえてくるほどです」
「街の映画館」として多くの人に親しまれている「小倉昭和館」。火災の知らせを聞き、自宅から駆けつけた館主の樋口智巳さんも、建物が焼け落ちる様子をただただ見つめるしかありませんでした。
◆これから復興のはずが・・・
小倉昭和館 樋口智巳館主「これからなのにね、復興。テレビで言っていたじゃないですか。復興、がれきの撤去が終わって。憩いの場を作るって」
◆83年前に祖父が創業
小倉昭和館は83年前の1939年に、いまの館主である樋口智巳さんの祖父・勇さんが創業しました。俳優の高倉健さんをはじめ、たくさんの映画人から愛されてきました。
今年4月の火災では、映写室の窓ガラスが割れるなどの被害を受けながら、館内を被災者の休憩所として開放したり、映画館の一角に募金箱を設置したりして、被災者を支援してきました。
◆「ネオンだけ残ってくれている」
火災から一夜明け・・・
小倉昭和館 樋口智巳館主「ネオンだけ残ってくれているから、あったことはあったんですよね。存在していたんだから、もういろんな方からお電話いただいて」
4か月前の火災からの復興のシンボルでもあった「小倉昭和館」。立て続けに起きた火災のダメージは、あまりにも大きすぎます。
◆「何らかの形でつないでいけたら」
樋口智巳館主「この街の方々がまた必要としていただけるのであれば、なんか形を変えて小さくなってでも、何らかの形でつないでいけたら嬉しいことですけれども、私どもが言えることではないので、今は被災された方のことを思うばかりです」
Негізгі бет 老舗の映画館「小倉昭和館」も焼ける“ネオンだけ残ってくれている”~旦過市場火災
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