札幌市南区で6月20日から21日にかけてクマの目撃が相次いでいます。
生活圏に近い場所での連日の目撃情報に市民の不安が高まっています。
広報車:「クマが出ています近づかないでください。山の付近には近寄らないでください」
6月20日夕方、札幌市南区南35条西11丁目。4頭から5頭のクマを目撃したという衝撃的な情報が飛び込んできました。
取材班が撮影の準備を進めていたその時…
周囲を気にするように歩き、その後、クマは山へと立ち去りました。
近くには住宅街があり、ハンターが出動するなど物々しい雰囲気に包まれました。
札幌市の担当者:「住宅がずっと続いているので銃が撃てないエリアでした。基本は追い払いでよっぽど危険ではない限り撃てない場所。これだけ街中に出てきているので、ちょっと要注意かと思います」
そして、一夜明けた6月21日朝…
石川 広大 記者:「5時20分ごろ、さけ科学館でクマを見たと通報がありました」
場所は札幌市南区の真駒内公園付近で、真駒内セキスイハイムアイスアリーナなどが近くにあります。
6月20日の現場からは1.5キロ前後 離れています。
札幌市 環境共生担当課 清尾 崇さん:「公園の中にクマが掘り返した思われる掘り跡と、公園の柵を越えてすぐのところに足跡を見つけています」
足跡の大きさは約15.5センチ。
大人のオスで体長は1メートルから1.5メートルほどとみられています。
毎朝、市民が散歩を楽しむ憩いの場所での目撃に利用者は…
Q.きょうはこの公園の中で出たみたいです
公園の利用者:「出たの? クマが? それはちょっと利用を考えないと…」
公園の利用者:「人がいたら大丈夫かなと思って入ろうとしたんですけど、2回も目撃されたと言っていたのでコースを変えようかな」
公園は当面の間、閉鎖となりました。
札幌市によりますと6月21日、南区で目撃されたクマが山を移動してきた可能性があるとみられています。
クマの生態に詳しい専門家は…
酪農学園大学 佐藤 喜和 教授:「市街地近くの森に暮らしていて、人に対してあまり忌避的な行動を取らない。市街地の近くに、出没を繰り返しているという点では、まさにアーバン・ベアと言っていい」
また真駒内公園付近はクマが近づきやすい場所だと指摘します。
酪農学園大学 佐藤 喜和 教授:「周辺のクマの生息地から緑地が続いているような景観をしている。周辺にクマが出没しているような状況だと公園まで入ってきやすい。追い払いや場合によっては捕獲をするなどして、人の近くでは住み心地よく暮らせないような対策が求められている」
札幌市は暗い時間に出歩かないなど注意を呼びかけています。
Негізгі бет 毎日ヒグマが出没する札幌市…専門家「これはもはやアーバン・ベア」 市担当者「銃が撃てないので 基本はクマの追い払い」 (23/06/21
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