「ノーマル版」とはキットの話ではなく
長尺でハードな「完全版」の動画もアップしてるので
その区別の為のノーマルという意味です
ハセガワのプラモデル「1/72 VF-1A バルキリー」の開封と
初心者への注意点と素組みの件です
塗装・改造はしないのが私のプラモ動画です
2000年にプラモデルメーカーの長谷川が重大な発表をし
それは今まで携わる事のなかったアニメや漫画の架空のロボットや乗り物などの
いわゆる「キャラクターモデル」を発売する事で
アニメのマクロスが選ばれそのシリーズの第一弾として
「1/72 VF-1A」が販売される事が決まった
それまで「ああ女神様」や「逮捕しちゃうぞ」や
松本零士の「戦場漫画シリーズ」などで
既存のキットに専用デカールを入れて箱を変えた
というキットはあったが新金型でキャラモノは初だった
この発表に当時のモデラーをとても驚き
当時マクロスのキットはバンダイとイマイの古いプレミヤモノしかなく
しかもそれらが一向に再販していなかったため
殆どのモデラーは歓迎をしていたのだが
「飛行機の長谷川」と称される模型メーカーを支持していた
実際の実在する戦闘機や戦車は船などのプラモデルしか作らいない
いわゆる「スケールモデラー」達は戸惑どった
現代の視点からすれば滑稽に見えるだろうが
当時は「キャラクターモデラー」と「スケールモデラー」との対立軸
互いにいがみ合い見下していたという明確な壁があったのだ
現代の様にネットがまだ普及していない時代
SNSやKZitemが無い時代
キャラクターモデルとスケールモデルは完全に相まみえず
別々の進化をとげ別々の模型工作技術が発展し
ある種の冷戦構造で平和だったのだが
この長谷川の突然のキャラクターモデル参入により
その均衡は崩壊した
それはハセガワがあくまで「飛行機」としてこのバルキリーを設計したからで
正確には「スケールモデラーなら作れる飛行機プラモデル」として
キャラクターモデル市場で発売してしまった事が後の騒ぎになる
スケールモデラーからは特に批判は起きなかった
むしろ好意的な意見が殆どだったが
「飛行機としてオカシイ処理」に違和感はあった
だがキャラクターモデラーからはクレームが起きた
簡単に言うと
「ガンプラモデラーに難しくて作れなかったのだ」
このバルキリーはベテランのスケールモデラーでも
「めんどくさい」キットだ
1/72にしては異常にパーツが多くまたパーツも小さいという
いわゆる「新金型のF-14」の様な構成だったのだ
だがスケールモデラーは
あくまで「めんどくさい」だけで「作れない」のではない
しかしほぼガンプラモデラーであるキャラクターモデルの住人は
現在の様に「何でも作る(作れる)」モデラーは少なく
ほぼガンプラしか作ってない人たちである
しかも基本的には「ホビージャパン」の住人であり
ポリパテでモリモリ成形しガシガシやすり掛けをし
サーフェイサーを分厚く塗りたくり
「MAX塗り」で塗装をする事
それがあこがれのプラモ技術であり目指す地点だった人達
そんなガンプラモデラーがこのバルキリーを購入し
ガンプラの様に作ってしまった結果
・・とうぜんの結果になった
ハセガワ特有の繊細な凹モールドは
やすり掛けやサーフェーサーで消えてしまい
Ω型のキャノピーのパーティングラインを消そうとして割ってしまう
そんな失敗をしたモデラーが・・実に多く居たらしい
つまり長い間のスケールとキャラクターの乖離により
プラモ工作技術そのものが全く互換性が無く
まるで別の言語を話す人たちの様な状態だった
・・という事を
「ガンプラモデラーはバルキリーを作れない」
という事件により表面化してしまったワケ
とここまでの事情は
2001年のモデルグラフィックス 4月号(197号)の
バルキリー特集記事にある座談会(対談)に殆ど載っています
この記事は当時でも現代でもとても面白いのでオススメですが
この号はモデグラの他の重要な号
・創刊号
・ガンダムセンチネル
・マシーネンクリーガー(S.F.3.D)
に次ぐモデグラのプレミアが付く号なので
中古模型店の中古本コーナーや
メルカリ・ヤフオク等ではあまり見かけません
もし機会があれば購入をお勧めします
この様に2000~2001年には大騒ぎだった
ハセガワのバルキリー・・というかキャラクターモデル参入でしたが
ご存じの様にハセガワは現在
車や飛行機や船舶のスケールも変わらず出し続け
マクロスを始めウルトラマンやハーロックやラストエグザイルや
マシーネンクリーガーなどロボットやキャラクターモデルを出しています
つまりこの2000年の企業内での改革は
ビジネスとして成功だったワケです
そしてスケールモデル専門だった長谷川がこのキットを出した後
現在の模型界隈を見渡してみると
今時スケールだキャラクターといった対立軸はありません
ガールズアンドパンツァーや艦これ・アズールレーンなどの
アニメ・ゲーム人気でそのキットが出て
益々その境界は無くなりまたその様なキットが売れています
その意味でこのハセガワのVF-1A バルキリーとは
対立軸を崩す最初の頸木・・
壁を壊す初めの「鉄槌」になったキットなのです
Amazon:
今回のキット(劇場版VF-1A)シリーズナンバー1番は
後に頭部がセットになったコンパチモデルが出てるので
再販もあまりしてなく店頭やAmazonにはありません
重装備のストライクバルキリーは売ってますし
1/48の方が大きくて作りやすいと思います
ハセガワ バルキリー で検索→amzn.to/3XmRVpG
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