伊周らの赦免は陣定で話し合われ、賛成と反対で真っ二つに割れていましたが、この会議は形式的なものだったとされており、一条天皇が具体的な議題を出すなど積極的に動いた結果、恩赦の適用が決定しました。
一条天皇が伊周の赦免にこだわったのは、出家して后の身分を失っていた定子を復帰させるためでしたが、定子の復帰については一切合意は取れておらず、貴族社会は定子、ひいては一条天皇に激しく反発します。
定子の復活は伊周の復活に繋がり、貴族社会は完全復活までは認めていなかったことから、道長は急遽空席となっていた内大臣の席を埋めて伊周復活の可能性を封じるなど、一条天皇の暴挙に対して対応に追われることとなりました。
今回は、後宮を無秩序状態に陥れ、貴族社会の秩序さえも乱そうとし、貴族たちが一条天皇を公然と非難するきっかけとなった定子の復活が意味するものについて紹介します!
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参考文献
倉本一宏『摂関政治と王朝貴族 』
amzn.to/45sWXqh
倉本一宏『藤原伊周・隆家:禍福は糾へる纏のごとし (ミネルヴァ日本評伝選)』
amzn.to/3TDUNzP
山本淳子『道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか (朝日選書1039)』
amzn.to/3unAL2Q
山本淳子『枕草子のたくらみ』
amzn.to/3STfuaF
倉本一宏『一条天皇(人物叢書) 』
amzn.to/4cEFyhO
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【目次】
01:36 伊周への恩赦適用に至るまで
06:14 伊周赦免を巡る貴族たちの反応
11:39 定子復活が意味するもの
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Негізгі бет 一条天皇のわがまま 定子への愛が貴族たちの非難を招き道長を困らせる 【光る君へ】
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