若者たちがブランドに踊らされ、偽りの夢を見ていた80年代。
浮足立つことも出来ずに閉じこもって生きている独りぼっちの男が一丁の拳銃を手にしたことで変貌していく様を描いた『ミミズのうた』。
90年代にピンク四天王の1人として知られるようになる以前の「俳優」佐野和宏が、私費を投じて完成させた長編8ミリ映画であり、長い間、佐野監督自身も原版となるフィルムを紛失したと思われていた。
しかし、佐野監督の自宅から奇跡的に8ミリフィルムが発見された!
今回、ネオ書房が原版から起こし、上映活動につなげる「4Kデジタル・リマスタリングクラウドファウンディングプロジェクト」を企画。
佐野作品を愛する俳優で、佐野の18年ぶりの監督復帰作『バット・オンリー・ラヴ』(15)にも出演されている柄本佑さんから、本プロジェクトに次のコメントを頂きました。
「どことなく御伽話の様な世界を彷徨い歩く男はなんだか天使の様です。天使は叫び、うめき、泣き、怒る。その姿がなんとも儚くて……。彼はギリギリで立っている。でも、立てている。だから歩いて歩いて自分を、世界を変えようと必死だ。できる事なら歩く事も立つこともせずにミミズの様に蠢いて終わりたいのかもしれない。でも立てるから、歩けるからやるしかないんだ。是非ざらついた映像の中にいる若き佐野和宏の心を体感してほしいです」
本プロジェクトの期間は2月20日(火)~7月31日(水)。達成額は50万円。
詳細はネオ書房HPのプロジェクトページ( jimbo20seiki.w... )まで
Негізгі бет 佐野和宏監督 幻の8ミリ映画『ミミズのうた』クラウドファンディング募集
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