「ネウリ部落のシャクに憑きものがしたという評判である。」
青空文庫より『狐憑』(中島敦)を朗読しました。
よく「初めて〇〇を食べた人は偉い!」なんて冗談を言ったりしますが、何につけても「初めて」の人がいるものです。
もちろん発明などのように意識して「初めて」をやった人もいるでしょうが、なかにはそれと知らず心の赴くままに行動したら、それが人類初の行いだった、なんていうこともあったでしょう。
そうした「初めて」物語を洗練された文体で描いた作品でした。
なお、文末で中島敦は「詩人」という言葉でこの物語の結末を語っていますが、「小説家」「創作者」としての意味もあるとするとなかなか興味深いですね。
新作が書けなくなった作家は……と読むと、自身への皮肉めいた自戒も込められているような気がしてなりません。
そしてボク自身も「役者」として考えさせられたりもするのです。
#朗読
音楽:
dova-s.jp/
Негізгі бет 【声優の朗読】人類初めての・・・~中島敦・作『狐憑』【小説】
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