They are the materials to read aloud.
日本語音読用マテリアルです。
Longer video: • Learn Japanese Through...
Playlist: • Let's read aloud! / ¡L...
スクリプトーーーーーーーーーーーーーー
昔々あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました。ある日、お爺さんは畑で大きい瓜を見つけました。家へ持って帰ると、その瓜は自然に2つに割れました。中に、可愛い赤ちゃんがいました。二人は喜んで、その赤ちゃんを「瓜子姫」と呼んで、大切に育てました。やがて瓜子姫は、綺麗な娘になりました。
お爺さんとお婆さんはいつも出かけるときに、瓜子姫に言いました。
「この近くに、悪い鬼が住んでいます。名前は天邪鬼です」
「あなたが一人のとき、天邪鬼が来るかもしれない。絶対に、戸を開けてはいけませんよ」
ある日、瓜子姫が一人でいると、外から声がしました。
「瓜子姫、瓜子姫」
瓜子姫は、知っている人かもしれないと思いました。
「どなたですか。すみませんが、戸を開けることはできません」
「瓜子姫、私はあなたの友達ですよ。一緒に遊びましょう。
広く開けなくてもいい。ちょっとだけ、指が入るだけ、開けてください」
瓜子姫は、指だけだったら、大丈夫だと思いました。それで、少しだけ戸を開けました。外にいる人は、隙間から指を入れました。爪が長い、汚い指でした。
「いい子だね、瓜子姫。でも、指だけじゃ、一緒に遊ぶことができないよ。もう少し広く開けて。手だけ入れたいなあ」
瓜子姫は、手だけだったら、大丈夫だと思いました。それで、もう少しだけ広く戸を開けました。
「いい子だね、瓜子姫。でも、まだ頭が入らないよ。もう少しだけ、開けて」
瓜子姫は困りましたが、閉めることもできませんから、もう少しだけ開けました。外の人は、隙間から頭を入れました。その頭に角がありました。天邪鬼です。
「さあ、外で一緒に遊びましょう。山に、柿の木があります。一緒においしい柿を食べましょう」
「だめです。お爺さんとお婆さんが、外へ出てはいけないと言いました」
「ええ? お爺さんもお婆さんも、今はいないよ。すぐ戻ってくるから大丈夫だよ」
瓜子姫は、それもそうだと思いました。それで、天邪鬼と一緒に山へ行きました。確かに、大きい柿の木がありました。天邪鬼はその木に登って、一人で柿を食べました。
「ねえ、私も食べたい」
「じゃ、ここまで登って自分で採ったらいい」
瓜子姫は上着を脱いで、一生懸命木に登りました。すると、天邪鬼は瓜子姫を柿の木に縛り付けてしまいました。
「なんて馬鹿な子だ」
天邪鬼は瓜子姫の上着を着て、家の中に入りました。 お爺さんとお婆さんが帰ってきました。
「おかえりなさい」
天邪鬼は瓜子姫のふりをしました。しばらくすると、急に外が騒がしくなりました。戸を開けると、侍がたくさんいました。
「ここに綺麗な娘がいると聞いた。お殿様が会いたいとおっしゃっている。今から一緒に来なさい」
お爺さんとお婆さんは喜んで、瓜子姫のふりをしている天邪鬼を駕籠に乗せました。
その駕籠と侍たちが山を通ったとき、烏が鳴きました。
「ああ、ああ、瓜子姫は木の上、可哀そう、可哀そう」
侍たちが木の上を見ると、瓜子姫がいました。
「ああ、ああ、駕籠の中は天邪鬼、天邪鬼」
天邪鬼は慌てて逃げました。侍たちは瓜子姫を助けました。そして、瓜子姫を連れてお城へ行きました。
お殿様は瓜子姫が好きになって、瓜子姫もお殿様が好きになって、二人は結婚しました。それから、お爺さんもお婆さんも、みんな幸せに暮らしました。
おわり
Негізгі бет Let's read aloud! ④ The Melon Princess: 6 min
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