They are the materials to read aloud.
日本語音読用マテリアルです。
Longer video: • Learn Japanese Through...
Playlist: • Let's read aloud! / ¡L...
スクリプトーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昔あるところに、お爺さんとお婆さんがいました。ある日、お爺さんは光る竹を見つけました。切ると、中に小さい女の子がいました。お爺さんはその子を家へ連れて帰りました。二人はその子を「かぐや姫」と呼んで、大切に育てました。その日からお爺さんは、ときどき光る竹を見つけました。切ると中に金がありましたから、二人はすぐにお金持ちになりました。
かぐや姫は、3か月ぐらいで、とても美しい娘になりました。毎日たくさんの男たちが来て、結婚を申し込みました。でも、かぐや姫は彼らに見向きもしませんでした。男たちはだんだん嫌になって、来なくなりました。かぐや姫は美しいが人の心がないと、みんな悪口を言いました。
その噂は広まって、とうとう天皇もかぐや姫のことを聞きました。それで、自分でかぐや姫の家へ会いに行きました。天皇はかぐや姫を見て、すぐ好きになりました。しかし、かぐや姫は言いました。
「私はこの世界の人間じゃありません。あなたの命令に従うことはできません」
天皇は信じませんでした。でも、かぐや姫の体が消えて影だけになると、ようやく諦めて帰りました。
しかし、その日から天皇の心には、いつもかぐや姫だけがいました。綺麗な花を見たとき、嬉しいことがあったとき、天皇はいつもかぐや姫に手紙を送りました。かぐや姫もそれを嬉しく思って、返事を送りました。
そうして3年ぐらい経ちました。その年の春ごろから、かぐや姫は、毎晩月を見て、泣いていました。お爺さんが理由を聞くと、かぐや姫は答えました。
「実は私は、月から来たんです。月の世界で悪いことをして、その罰で、この世界へ来ました。次の満月の夜、その刑期が終わります。月の人たちが迎えに来たら、私は月へ帰らなければなりません」
お爺さんとお婆さんは、びっくりしました。
「帰らないでください。あなたがいなかったら、私達は生きることができません」
お爺さんもお婆さんも、泣きました。
「私も帰りたくないです。でも、彼らを止めることは、誰にもできません」
満月の夜、天皇は2,000人の軍隊を、かぐや姫の家に送りました。お婆さんは部屋の中で、かぐや姫を抱きしめていました。でも、かぐや姫は言いました。
「無駄です。月の人たちと戦うことは、絶対にできません。お爺さん、お婆さん、今までありがとうございました」
真夜中になりました。空から月の人たちが下りてきました。兵士たちはみんな戦う気持ちがなくなって、武器をおろしました。月の人たちの一人が言いました。
「さあ、かぐや姫、出て来なさい」
すると、鍵を掛けた戸が全部開きました。かぐや姫は外に出ました。
「かぐや姫、行かないで!」
お婆さんは泣きました。お爺さんも泣いています。かぐや姫は、悲しくなりました。
月の人はかぐや姫に、月の服を見せました。
「さあ、これを着なさい。この世界のことを、すぐに忘れることができます」
「ちょっと待ってください。その服を着たら、私は人の心を無くしてしまいます。その前に、伝えたいことがあります」
かぐや姫は急いで天皇に手紙を書きました。
『悲しいですが、私は月へ帰らなければなりません。私は今、あなたのことを想っています』
その手紙を兵士の一人に渡すと、かぐや姫は月の服を着ました。お爺さんとお婆さんのことも、天皇のことも、全部忘れて、かぐや姫は月へ帰っていきました。
おわり
Негізгі бет Let's read aloud! ① The Tale of Princess Kaguya: 6 min
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